胃腸炎のお話① ~予防について~

毎年、冬になるとインフルエンザの流行に備えて、
ワクチン接種やマスク着用で予防したり、流行状況を把握したりと、
インフルエンザ対策をする方が多いと思います。
ですが、インフルエンザと同様に、冬に猛威をふるう胃腸炎への注意も忘れてはいけません!

胃腸炎は、大きくウイルス性と細菌性のものに分かれますが、多くはウイルス性の胃腸炎で、
ノロウイルスやロタウイルス、アデノウイルス等、色んなウイルスが原因となります。
ウイルス性の胃腸炎は、よく「お腹のお風邪」とも言われます。

胃腸炎は、ウイルスなどの病原体を口から取り込むことによって感染してしまいます。
例えば… お子さんが、ウイルスが付着したおもちゃで遊んだ手のままお菓子を食べたり、
パパやママも、下痢や嘔吐を処理した手を十分に洗わないまま、
お子さんの口を拭いたり、食事を準備してしまったり…
日常生活の中でお子さんがウイルスを口にしてしまう場面はたくさんあります。
だからこそ、日常的に感染予防行動をとる習慣をつけておくことが大切です!
胃腸炎予防には手洗いが最も有効です。すぐに手を洗えない場面では手指消毒剤を代用しても良いです。

私の印象ですが、今年はインフルエンザ以上に胃腸炎で来院される患者さんも多いように感じます。
日常的に感染予防を心掛けて、胃腸炎にかからないようにしたいですね。

 

渡辺

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