動物とのアクシデントに備えて🦊🦝
少し前になりますが、湘南台駅の近くでタヌキ?アライグマ?らしき動物を見かけました。「こんな街中に⁉」と驚いたのですが、やせ細っていて体のところどころ毛も抜けていて…何か良からぬ病気や感染症を持っていそうな様相💀およそ人間に襲いかかってきそうな気配は感じられない弱々しい姿ではありましたが、興味本位で子どもが近付いて噛まれたりしたら怖いな~と思って目で追ってしまいました😥野生の動物に遭遇することは滅多にないことかもしれませんが、動物園や牧場、公園などで動物と触れ合った時に「もし動物に噛まれたり引っかかれたりして怪我をしてしまったらどうしたらいいの?」と気になったので調べてみました!
動物に噛まれたり引っかかれたりして感染する病気といえば、まず狂犬病を思い浮かべる方も多いと思います。発症すれば致死率100%といわれる狂犬病は、ワンちゃんの予防接種を頑張ってくれていることもあり、日本では1956年以降みられていないため、国内ではあまり心配はいりません💉しかし、動物に関連した感染症は、パスツレラ症・猫ひっかき病・破傷風など…数多あります。特に野生の動物はどんな菌や感染症を持っているか分からないので注意が必要です🐾
また、ご家庭で飼育されているワンちゃんやネコちゃんなども、同様に感染のリスクがあります🐶🐱一緒に生活していると甘噛みや軽く引っかかれることは日常茶飯事かもしれませんが、大人であれば様子見してしまうような傷も、子どもにとっては体表面積の割合が大きかったり、免疫機能が未熟なために感染症が重症化してしまう可能性もあります。
では実際に、怪我をしてしまった時の対応についてお話していきます!まずは、応急処置として、傷口を水道水でよく洗い流してください。感染のリスクを少しでも減らすために、表面の汚れだけでなく、傷口の中も十分に洗い流すことが大切です。小さなお子さんの場合、動物とのアクシデントにびっくりして泣いている状態で傷を洗うのはなかなか大変かと思います💦上手にお子さんの気分を変えて、安心させてあげながらしっかりと洗ってあげましょう。また、出血している場合には、傷口を清潔なガーゼやタオルで圧迫します。出血を伴う際には、思ったよりも傷が深く感染のリスクが高い場合もあるので、早めに外科や皮膚科などに相談してみると安心です🚑
医療機関での治療としては、傷の洗浄や処置を行い、傷の程度や動物の種類に応じて抗生物質を出したりワクチンを接種したりすることもあります🩹
今回は、動物とのアクシデントについてお話しましたが、一番は噛まれたり引っかかれたりしないことですよね!お子さん自身は楽しく遊んでいるつもりでも、動物にとってはびっくりしたり嫌だったりということも多いため、動物と触れ合う時には必ず保護者の目の届く範囲で遊びましょう🍀また、動物との関わり方を絵本やぬいぐるみを使って、事前に練習することもお勧めです🐰💕是非トライしてみてください😊
看護師 手塚