インフルエンザ、今年は流行する？？🩺

早いもので、今年もインフルエンザ予防接種の時期が近づいてきました。昨年は新型コロナウイルス（以下コロナ）とインフルエンザの同時流行が心配されましたが、インフルエンザは世界的に（日本でも、当院でも）流行しませんでした。コロナ対策がインフルエンザの予防にも役立ったと考えられているようですが、今年の流行については予測不可能とも言われています。

インフルエンザは例年だと11月下旬～12月上旬に流行し始め、感染すると2日程の潜伏期間を経て発症し、発熱・頭痛・関節痛・倦怠感などの症状が出ます。罹っても多くの人は自然に回復しますが、中には肺炎・気管支炎や脳炎・脳症を合併して重症化してしまうこともあります。

インフルエンザを予防するために大切なのは、コロナ対策と同じく〈感染対策（正しいマスクの装着・手洗いうがい・密を避ける・換気など）〉と〈ワクチン接種〉です。
ワクチンはインフルエンザに罹ることを100%防ぐものではありませんが、罹りにくくしたり罹った時に重症化するのを防いだりする効果があります。インフルエンザのワクチンは流行が予測されるウイルス型に合わせて毎年作られており、予防効果が期待できるのは接種後2週間～5ヵ月程度と考えられています。
接種対象は生後6ヵ月～ですが、1歳未満の乳児は抗体がややつきにくく免疫機能が備わってくる幼児と比べると重症化しにくいため、積極的な推奨はされていません。また、周囲の大人たちがワクチンを打つことで子どもへの感染を防ぐことも大切です。

当院では、今年もインフルエンザの予防接種を実施します！接種を検討している方は、ホームページ上のお知らせや院内掲示・配布物をチェックしてみて下さい😀
コロナ禍で迎える2回目の冬。コロナの終息を願いつつ、引き続き感染対策を徹底してインフルエンザにも備えていきましょう。

看護師　河田