子どもの誤飲に注意しましょう👶 ~予防編~

こんにちは⛄
今回は、当院でもよくご相談のある子どもの誤飲についてお話したいと思います。
(誤飲とは本来飲み込まないものを飲み込んでしまうことです。)

子どもの誤飲は『タバコ』が最も多く、次に『医薬品』,『食品類』,『玩具』の順に多くなっています。その他にも電池や洗剤等の誤飲が報告されています。

子どもの誤飲は生後7か月頃から増え始め、3~4歳頃までよく見られます。特に生後10ヵ月頃からは、手にしたものを何でも口に運ぶようになります。これは赤ちゃんが順調に成長している証でもあるのですが、誤飲の危険性も高まります👶
気をつけていても、日々行動範囲が広がり、好奇心旺盛な子どもから絶対に目を離さない事は難しいですよね…💦
誤飲対策で大切なことは、目を離していてもすぐには誤飲に繋がりにくい環境作りをすることになります!



~子どもの誤飲を予防するためのポイント~

子どもの口に入る大きさ(直径約4cm未満)のものを周りに置かない👶 
子どもの口の大きさは3歳児で約直径4cmです。
これは、トイレットペーパーの芯の直径とほぼ同じです。                     
これより小さいものは子どもの口にすっぽり入ってしまい、窒息の原因となる危険性があるので子どもの周りには置かないようにしましょう。
またおもちゃで遊ぶ際は、対象年齢を確認し、適切な大きさ・形状のもので遊ぶようにしましょう🧸

子どもの手の届かない場所に置く👦
子どもが口に入れて、危険な物は床に置いたままにせず、子どもの手の届かない場所に片づけておきましょう。
子どもの手の届く範囲は『手の届く範囲』と『テーブルや台の高さ』を足した長さで、
1歳児は 約90cm
2歳児は 約110cm
3歳児は 約120cm   です。     

薬の誤飲に注意しましょう💊
子どもの誤飲の第2位は医薬品であり、大人に処方された薬を誤飲する事故が多くなっています。大人が服用する薬の中には、子どもが内服すると危険な薬もあります。
お菓子感覚で食べてしまったり、中には大人が薬を飲む姿をマネして飲んでしまう事故も報告されています。
1歳頃から2歳頃にかけては、周囲への興味や関心がさらに高まり、周りの大人を模倣するようになる時期でもあります。子どもの手の届かない場所に保管することに加え、出来るだけ大人が薬を飲む姿を見せないことも大切になります。

ボタン電池に注意🔋
電池類の中でもボタン電池の誤飲には特に注意が必要であり、ボタン電池を飲み込んでしまうと、食道や胃の粘膜に穴をあけてしまう可能性があります。
誤飲したケースの中には、電気機器のふたを自分で開けてしまい誤飲した事故も報告されています。
「どの製品にボタン電池を使用しているか」「簡単にボタン電池が取り出せないか」をチェックしてみましょう。
簡単に電池が取り出させるものは、ふたをテープで止めるなどして、簡単にふたが開かないよう対策しましょう。
商品を購入する際は、フタがネジで止めてあるなどフタを開けにくい商品を選ぶこともおすすめです🚙

次回のブログでは、万が一誤飲してしまった場合の対応方法についてお話していきます🌼

看護師 加藤





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