2種類のロタウイルスワクチン…どちらを選んだらいいの?①
ロタウイルスワクチンは、乳幼児に多く起こるロタウイルス胃腸炎を予防するためのワクチンです。
ロタウイルスは比較的感染力も強く、5歳までにほとんどの乳幼児が感染するとされていますが、特に乳児期に初感染を起こすと重症化しやすいと言われています。
これまで、ロタウイルスワクチンは任意接種として接種されてきましたが、
2020年10月1日より、定期予防接種として公費(無料)でワクチンを接種できるようになります。
残念ながら、定期予防接種としての対象は2020年8月1日以降にお生まれのお子さんとなるので、
10月1日以降であっても7月までにお生まれのお子さんは、任意接種の対象となってしまいますので、ご注意ください。
すでに、任意接種でロタウイルスワクチンを接種された皆さんはご存知の通り…
ロタウイルスワクチンは決してお安いワクチンとは言えなかった記憶があるかと思います。
ですが、今回定期予防接種化されたように、とても大切なワクチンの一つだと考えることができます。
今回、定期予防接種としてロタウイルスワクチンを接種されるパパとママが悩むことの1つが、ロタウイルスワクチンの種類の選択だと思います。
母子手帳にも記載があるように、ロタウイルスワクチンには、2回接種するロタリックス(1価)と3回接種するロタテック(5価)という2つの種類があります。
この2種類のワクチンは、基本的にはパパとママに選んでもらうことができます。
以前の正木院長のブログをご覧になっていただいた方は、ご存知かもしれませんが、この2種類のうちどちらのワクチンを選んでも、有効性や安全性は同等と考えられています。
大切なことは、適切なタイミングに確実に接種して免疫を獲得することです!
(②につづきます)
渡辺