小学校入学前の重要なワクチン
予防接種は自分を守るため・他の人を守るために大事なものです。
集団生活を始める前、特に小学校入学前には、必要な予防接種が済んでいることが大切です。
今回は小学校入学前に接種すべき重要なワクチンについてお話しします。
それは、MR(麻しん・風しん)ワクチンのⅡ期接種です。MRワクチンの第Ⅱ期を定期接種(無料)で受けられるのは、小学校入学の前年1年間です。
今年度対象となるのは、生年月日がH25年4月2日~H26年4月1日のお子さんです。
体調不良や忘れてしまったなどの理由で、この1年間に接種できなかった場合は、定期接種(無料)の扱いとならず、任意接種(有料)となってしまいますのでご注意下さい。
ワクチンは、複数回にわけて繰り返し接種することで、十分な免疫を獲得できます。
MR(麻しん・風しん)ワクチンは、1歳~2歳までの1年間と小学校入学前の1年間の計2回接種が必要なワクチンです。
MR(麻しん・風しん)ワクチンの2回目は、1回目の接種から期間が空いており、接種忘れも多いワクチンの一つなので確認してみて下さい。当院では母子手帳のチェックもしているので、重要なワクチンの接種忘れがないかどうかわらない方も遠慮なくお尋ね下さい!
もしも、MR(麻しん・風しん)ワクチンが定期接種(無料)で受けられる対象年齢の時期を過ぎてしまった方も、任意接種(有料)になってしまいますがワクチンの接種は可能です。とても重要なワクチンですので、気軽にご相談下さい。
国内で麻疹・風疹が流行したり、小学校入学直前の3月などのギリギリになってしまうと、ワクチンが不足してしまう事態もあるので、まだ大丈夫だろうと思わず余裕をもって予定を立てていただければと思います。
まだMR(麻しん・風しん)ワクチンの2回目の予防接種が済んでない方は、夏休みを利用して、是非この機会に予防接種に来てくださいね。
若杉