💊解熱剤の上手な使い方
みなさんこんにちは🌻
今夏は行動制限がなくなり、お祭りや花火大会などのイベントが各地で開催され、楽しい夏が戻ってきましたね!
一方で、今年はヘルパンギーナを始めとした、夏風邪が大流行し発熱したお子さんも多かったのではないでしょうか?
そこで今回は、風邪や胃腸炎,冬の季節にインフルエンザでお子さんが急に発熱した…!
そんな時の解熱剤の上手な使い方について、お話したいと思います。
そもそも解熱剤とは病気自体を治すものではなく、
一時的にお熱を下げて少しでも楽な時間を確保してあげるためのお薬とお考え下さい💊
風邪の主な原因はウイルスです。ウイルスは熱に弱いため、私たちの身体は、体温を上げることでウイルスと戦っています。
お子さんが急に発熱するとつい慌ててしまいますが、身体が頑張っている証拠なので高いお熱があっても元気な様子であれば、クーリングなどで様子をみてあげてください。
(👉クーリングの方法については、以前のブログで紹介しています。リンクからご覧ください。 https://medicalpark-kodomo.com/934/)
でも高いお熱が続くと心配になってしまいますよね。そんな時は、以下のタイミングを目安に解熱剤を使ってみてください。
例えば…
・朝から発熱が続き、体力を消耗し昼頃にはぐったりしてきた
・お熱が辛そうで、泣いたり不機嫌な様子が続いている
・お熱が辛そうで、食事や水分が思うように取れない
・眠りたいけど、お熱で辛くてなかなか寝付けない
一時的にお熱が下がり楽になったタイミングで、休息をとったり、食事や水分摂取をすすめてみてくださいね🍚💤
解熱剤を使用してもお熱がなかなか下がらなかったり、発熱が5日以上続く場合は、風邪以外の病気との鑑別が重要になります。特に、ママから譲り受けた免疫(受動免疫)で守られているはずの月齢の浅いお子さん(おおよそ3か月未満)が発熱した場合は、大きな病気が隠れている可能性もあります。
解熱剤やクーリングで上手にお熱に対処することは大切なことではありますが、お子さんの症状や経過に合わせて、臨機応変に医療機関を受診するかご判断ください。
解熱剤の使い方で分からないことや、受診するか判断に迷った場合はいつでもご相談くださいね🍀
看護師 加藤